1. | マンハッタン・ミュージック:主題 ( Manhattan Music: Theme ) [ ブラムウェル・トーヴィー ( Bramwell Tovey ) ] ( 1:47 ) |
2. | マンハッタン・ミュージック:変奏 I −リステッソ・テンポ ( Manhattan Music: Variation I - Listesso tempo ) [ ブラムウェル・トーヴィー ( Bramwell Tovey ) ] ( 1:15 ) |
3. | マンハッタン・ミュージック:変奏 II ( Manhattan Music: Variation II ) [ ブラムウェル・トーヴィー ( Bramwell Tovey ) ] ( 0:37 ) |
4. | マンハッタン・ミュージック:変奏 III ( Manhattan Music: Variation III ) [ ブラムウェル・トーヴィー ( Bramwell Tovey ) ] ( 0:42 ) |
5. | マンハッタン・ミュージック:変奏 IV −メノ・モッソ ( Manhattan Music: Variation IV - Meno mosso ) [ ブラムウェル・トーヴィー ( Bramwell Tovey ) ] ( 1:42 ) |
6. | マンハッタン・ミュージック:変奏 V −アンダンテ・ピウ・モッソ ( Manhattan Music: Variation V - Andante Piu mosso ) [ ブラムウェル・トーヴィー ( Bramwell Tovey ) ] ( 2:05 ) |
7. | マンハッタン・ミュージック:変奏 VI −プレスト ( Manhattan Music: Variation VI - Presto ) [ ブラムウェル・トーヴィー ( Bramwell Tovey ) ] ( 1:29 ) |
8. | マンハッタン・ミュージック:変奏 VII −ラルゴ−アレグレット−アンダンテ ( Manhattan Music: Variation VII - Largo - Allegretto - Andante ) [ ブラムウェル・トーヴィー ( Bramwell Tovey ) ] ( 4:05 ) |
9. | マンハッタン・ミュージック:終曲 −メノ・モッソ−ア・テンポ ( Manhattan Music: Finale - Meno mosso - A tempo ) [ ブラムウェル・トーヴィー ( Bramwell Tovey ) ] ( 3:20 ) |
10. | 「ミサ曲」より〜金管五重奏とコンサートバンドのための:パート1:アレルヤ・サンクトゥス・アニュス・デイ ( Suite from Mass: Part 1: Allelua, Sanctus, Agnus Dei ) [ レナード・バーンスタイン ( Leonard Bernstein ) / arr. マイケル・スウィーニー ( Michael Sweeney ) ] ( 6:10 ) |
11. | 「ミサ曲」より〜金管五重奏とコンサートバンドのための:パート2:シンプル・ソング ( Suite from Mass: Part 2: A Simple Song ) [ レナード・バーンスタイン ( Leonard Bernstein ) ] ( 4:11 ) |
12. | 「ミサ曲」より〜金管五重奏とコンサートバンドのための:パート3:オファートリ、オールマイティー・ファーザー ( Suite from Mass: Part 3: Offertory, Almighty Father ) [ レナード・バーンスタイン ( Leonard Bernstein ) ] ( 4:36 ) |
13. | シェイカー組曲 ( Shaker Suite ) [ レイバーン・ライト ( Rayburn Wright ) / arr. マーク・スキャッタデイ ( Mark Davis Scatterday ) ] ( 9:50 ) |
14. | ニューヨーク・シティスケープ:ラグタイム・レダックス (28th & 5th) ( New York Cityscape: Ragtime Redux (28th & 5th) ) [ ジェフ・タイジック ( Jeff Tyzik ) ] ( 4:17 ) |
15. | ニューヨーク・シティスケープ:タンゴ1932 (103rd & リバーサイド) ( New York Cityscape: Tango 1932 (103rd & Riverside) ) [ ジェフ・タイジック ( Jeff Tyzik ) ] ( 4:28 ) |
16. | ニューヨーク・シティスケープ:トラフィック・ジャミング (タイムズ・スクエア・ディ&ナイト) ( New York Cityscape: Traffic Jammin' (Times Square Day & Night) ) [ ジェフ・タイジック ( Jeff Tyzik ) ] ( 6:05 ) |
17. | ニューヨーク・シティスケープ:アフリカン・ダンス (ウォール・ストリート&イースト・リバー ca. 1709) ( New York Cityscape: African Dance (Wall Street & East River ca. 1709) ) [ ジェフ・タイジック ( Jeff Tyzik ) ] ( 6:01 ) |
18. | ニューヨーク・シティスケープ:タランテラ (マルベリーストリート) ( New York Cityscape: Tarantella (Mulberry Street) ) [ ジェフ・タイジック ( Jeff Tyzik ) ] ( 3:10 ) |
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6年前にリリースされたCDですが、このたび新しく取り扱いを始めることになりましたのでご紹介いたします。
今年が生誕100周年となる指揮者フレデリック・フェネルの功績の一つが、1952年にロチェスター大学イーストマン音楽学校に設立したイーストマン・ウィンド・アンサンブルでしょう。ウィンド・アンサンブルという新しい吹奏楽の概念と、1950年代から1960年代にかけて録音され、アメリカのレコード会社マーキュリーからリリースされたおびただしい数のLPレコードは、吹奏楽界に新風を巻き起こし大きな影響を与えるに至りました。近年はレコーディングこそ多くはありませんが、4代目指揮者マーク・スキャッタデイの下で、今なおアメリカの吹奏楽シーンをリードする吹奏楽団として世界中にその名を馳せています。
このCDは2007年に録音され、2008年に限定的にリリースされていたもので、金管五重奏団のカナディアン・ブラスと協演し、金管五重奏と吹奏楽のための作品4曲が収録されています。
カナディアン・ブラスは1970年にテューバ奏者チャールズ(チャック)・デイレンバックとトロンボーン奏者ユージン・ワッツが中心となって結成した金管五重奏団です。高い技術とエンターテイメント性、クラシックからジャズ、ポピュラー音楽まで幅広いレパートリーを持ち、国内外での公演やレコーディング、金管五重奏のための作編曲の委嘱を数多く行っています。この録音では、トランペットでジョー・バーグステイラーとマノン・ラフランス、ホルンでジェフ・ネルソン、トロンボーンでシャハール・イズレアル、そしてユーフォニアムでワッツ、テューバでデイレンバックが参加しています。
デイレンバックはイーストマン音楽学校でテューバを学んでおり、イーストマン・ウィンド・アンサンブルにも参加していました。デイレンバックのルームメイトで同じくイーストマン音楽学校でテューバを学び、後にディレクターとしてフランク・シナトラやスタン・ゲッツらのレコーディングも手がけたディクソン・ヴァン・ウィンクルと組んで、カナディアン・ブラスとイーストマン・ウィンド・アンサンブルの初の協演となるこのレコーディングを実現しました。今や伝説とも言えるかつてのマーキュリーとイーストマン・ウィンド・アンサンブルのサウンドに魅せられた2人は、まさにその録音が行われたイーストマン劇場を使用して、当時と同じような熱気の中で制作したのでした。
レコーディングに際し、金管五重奏と吹奏楽という組み合わせで書かれた作品は決して多くはないため、新しいレパートリーを開拓する意味で、収録曲はいずれもこのレコーディングのために作編曲された楽譜が使用されています。
タイトル曲の「マンハッタン・ミュージック」はイギリス出身で指揮者、作曲家、ジャズ・ピアニストとして活躍するブロムウェル・トーヴィーの作品です。トーヴィーは指揮者として、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団やウィニペグ交響楽団などの指揮者や音楽監督を歴任し、2000年からはバンクーバー交響楽団の音楽監督を務めています。この曲は、カナディアン・ブラスの委嘱で2005年に金管五重奏と管弦楽のために作曲され、作曲者の指揮、バンクーバー交響楽団の演奏で初演されたもので、このレコーディングのために作曲者自身の手で金管五重奏と吹奏楽のために改訂されました。主題と7つの変奏、終曲からなる変奏曲のスタイルで書かれたこの曲は、トーヴィーがこよなく愛するニューヨークをテーマにした一連の作品の中でも最初に作曲されたもので、ニューヨークの持つ雑多な文化の融合や都市の熱狂を洗練された響きで表現しています。
「ミサ曲」は、アメリカの作曲家、指揮者、教育者として20世紀の音楽史に名を刻むレナード・バーンスタインが、ジョン・F・ケネディ大統領の夫人だったジャクリーン・ケネディ・オナシスの委嘱で、1971年にワシントンDCに完成したジョン・F・ケネディ・センターの落成を記念して作曲したものです。古典的なミサ曲の構成によらず、舞台上とオーケストラピットの2群に分かれ、ロックバンドやマーチングバンドを内在する大編成のオーケストラと、ラテン語と英語の歌詞による多くの独唱者を含む合唱によって演奏される、全32曲、演奏時間90分を超える大曲です。ここに収録されているのは、アメリカの出版社ハル・レナードの吹奏楽部門の責任者を務めながら作編曲家としても作品を発表しているマイケル・スウィーニーが、「アレルヤ」「サンクトゥス」「アニュス・デイ」「シンプル・ソング」「オッフェルトリウム」「全能なる父」を抜粋し、声楽の部分を金管五重奏に、オーケストラの部分を吹奏楽に編曲して3部からなる15分ほどの組曲にまとめたものです。バーンスタインの複雑なスコアから巧みにエッセンスを取り出し、一つの新しい作品として仕上げられています。
イーストマン音楽学校でトロンボーンを学んだレイバーン・ライトは、ビッグバンドやスタジオ・オーケストラのアレンジャーとして名を馳せ、映画やテレビの音楽も手がけています。イーストマン音楽学校でジャズ研究や現代メディアなどの教授を務め、指揮者としても活躍しました。「シェイカー組曲」は、アーロン・コープランドの「アパラチアの春」などで引用され世界的に知られるようになった有名な「シンプル・ギフト」など、キリスト教のシェイカー派の歌や踊りの音楽から3曲の旋律を基に、金管五重奏と弦楽合奏のための組曲として作曲されたものです。ここではスキャッタデイが吹奏楽に編曲しています。
ジャズ・トランペット奏者としても知られるジェフ・タイジックもイーストマン音楽学校で学んでおり、在学中にチャック・マンジョーネと出会って6年間彼のバンドで演奏することになります。アレンジャーやプロデューサーとしても活躍し、プロデューサーを務めたドク・セヴァリンセンの1986年のアルバムでグラミー賞を獲得しています。また、ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者陣の一人として、かつてフェネルが指揮者を務めたロチェスター・ポップス・オーケストラの首席指揮者に就いています。
「ニューヨーク・シティースケープ」は、トーヴィー同様ニューヨークを愛するタイジックが、タイトルどおりニューヨークの街の情景を音楽で描いた5曲からなる組曲です。このレコーディングのために2007年に作曲され、指揮者のスキャッタデイに献呈されています。2008年には作曲者自身により金管五重奏のパートを吹奏楽に組み入れた吹奏楽版も作られています。この曲ではニューヨークの5つの地区を取り上げ、その歴史とそこにかかわる音楽をテーマにしています。
「ラグタイム・リダックス(28丁目と5番街)」では、20世紀初頭のブロードウェイ・ミュージカルの音楽に関係する会社や店が立ち並んでいたティン・パン・アレーの雰囲気と当時流行したスコット・ジョプリンやジェリー・ロール・モートンの音楽を懐古します。テューバの独奏をフィーチャーした「タンゴ1932年(103丁目とリバーサイド)」では、当時ニューヨークに暮らしていた無名のアストル・ピアソラにスポットを当て、後の彼の代名詞となったタンゴのイメージで書かれています。巨大な広告が立ち並び、人と車がひしめくタイムズ・スクエアの昼と夜の顔を描いた「交通渋滞(タイムズ・スクエアの昼と夜)」では、ロックやファンク、ジャズが入り混じり、サイレンが鳴り響く昼間の喧騒と孤独な夜の対比が印象的です。イースト川にほど近いウォール街は現在は金融街として知られていますが、ニューヨーク発祥の地とも言えるこの地域にはかつて巨大な奴隷市場があり、アフリカから運ばれてきた多くの黒人奴隷たちがここで取引されていました。「アフリカの踊り(1709年頃のウォール街とイースト川)」ではアフリカの音楽にも似た雰囲気の中で打楽器セクションとバンドのコール・アンド・レスポンスが聞かれます。マルベリー通り沿いにあるリトル・イタリーには古くからイタリア系移民が多く住み、独特の雰囲気を醸しています。「タランテラ(マルベリー通り)」ではにぎやかな街の様子とイタリアの舞曲タランテラが交錯します。ニューヨークの多面性をさまざまな音楽のスタイルをふんだんに盛り込んで見事に音楽で描いています。
時代をリードする北米屈指の金管五重奏団と吹奏楽団による、一味も二味も違う選曲と、期待に違わぬ演奏を聞かせてくれる1枚です。
(2014.08)
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