1. | エル・ルヒール・デル・キンボ (ジャンボ) ( El Rugir del Kimbo (Jambo) ) [ フェレール・フェラン ( Ferrer Ferran ) ] ( 11:05 ) |
2. | エル・ルヒール・デル・キンボ (聖なる山) ( El Rugir del Kimbo (La Montana Sagrada) ) [ フェレール・フェラン ( Ferrer Ferran ) ] ( 6:10 ) |
3. | エル・ルヒール・デル・キンボ (ルーワ:キリマンジャロの神) ( El Rugir del Kimbo (Ruwa, el Dios del Kilimanjaro) ) [ フェレール・フェラン ( Ferrer Ferran ) ] ( 6:21 ) |
4. | フェダーバンド ( Federband ) [ フェレール・フェラン ( Ferrer Ferran ) ] ( 5:16 ) |
5. | サドウィンド序曲 ( Sudwind Overture ) [ フェレール・フェラン ( Ferrer Ferran ) ] ( 8:17 ) |
6. | レッドサックスマン ( Redsaxman ) [ フェレール・フェラン ( Ferrer Ferran ) ] ( 7:40 ) |
7. | ヴェンツ・カタランス ( Vents Catalans ) [ フェレール・フェラン ( Ferrer Ferran ) ] ( 9:46 ) |
8. | ラ・エスカーラ・シド ( La Escala Sido ) [ フェレール・フェラン ( Ferrer Ferran ) ] ( 4:46 ) |
9. | ポンツーン ( Pontones ) [ フェレール・フェラン ( Ferrer Ferran ) ] ( 4:04 ) |
10. | ロペス・オデロ ( Lopez Odero ) [ フェレール・フェラン ( Ferrer Ferran ) ] ( 5:58 ) |
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スペインの作曲家フェレール・フェランの自作自演による吹奏楽作品集第5弾は、アフリカ大陸の最高峰キリマンジャロをテーマにしたシンフォニエッタ第2番「キリマンジャロの咆哮」で幕を開けます。
2005年のバレンシア国際吹奏楽コンクールで演奏するためにモンセラット連合音楽教育協会と指揮者のジョゼ・ウノフラ・ディエズ・ムンゾの委嘱で作曲されたこの曲は、キリマンジャロのあるタンザニアの国語スワヒリ語であいさつを表す「ジャンボ」、キリマンジャロの頂上にいるという神を信奉するマサイ族の信仰を表す「聖なる山」、そしてタンザニアの最大部族で山裾に住むチャガ族の伝説による「キリマンジャロの神ルーワ」というタイトルが付けられた3曲からなります。神として崇められてきたキリマンジャロの雄大な姿とそれを取り巻く豊かな自然、多くの部族に伝わる伝説、そしてアフリカ風の音楽による儀式と踊りを、フェランが得意とするドラマチックなサウンドによって、壮大な音楽絵巻にしました。
2004年にドイツのジュートヴィント吹奏楽団に客演指揮者として招かれたフェランは、会食時に指揮者のヴェルナー・ブッフマンから作品の委嘱を受け、冗談でブッフマンに歌ってもらった5つの音の音型を基に「ジュートヴィント序曲」を書き上げました。
サクソフォーン奏者ダニエル・タラソ・セラーノの18才の誕生日のプレゼントとして両親と姉妹がフェランに委嘱してできたのが「レッドサックスマン」です。8才からサクソフォーンを始めてその才能を開花させた若きプレーヤーのポートレイトとして、ポップな感覚のサクソフォーン協奏曲となっています。2006年2月25日にバレンシアのアレグロ音楽センター音楽堂で作曲者の指揮で行われた初演ではタラソ・セラーノ自身がアルトサクソフォーンを演奏しました。この録音では、バレンシア高等音楽院で学んだ後、パリ市立ベルリオーズ音楽院に留学し、ダニエル・デファイエやクロード・ドラングル、須川展也にも学んだビセンテ・ペレス・ルイスが独奏に迎えられています。
フェランが生まれ育ったスペイン北東部のバレンシア州に隣接するカタルーニャ州は、バレンシアと同様に地中海に面し、気候や文化も似通っており、バレンシア語はカタルーニャ語の一方言とされています。「カタルーニャの風」はカタルーニャ音楽協会連盟の創立25周年を記念して委嘱され、2006年11月19日にバルセロナ音楽堂で作曲者の指揮によりカタルーニャ音楽協会連盟選抜バンドの演奏で初演されました。カタルーニャ語においても風の複数形は管楽器を意味し、この曲ではカタルーニャの民族舞曲や民謡を引用した交響的幻想曲として、カタルーニャの民族の誇りを高らかに歌い上げます。
かわいらしい児童合唱を交えて演奏されているのが「ラ・エスカーラ・シド」です。エスカーラとは英語のスケール、つまり音階を意味します。「ECHO DE LA MONTAGNE」(IM 003-3)に収録されている「かたつむりのミファソ」の次のステップとして、音楽を学ぶ子どもたちが音階のすべての音を歌えるようにしようというものです。アレグロ文化協会の委嘱で協会創立10周年を記念して作曲され、アレグロ音楽センターで学ぶ子どもたちに捧げられています。
さて、スペインの吹奏楽で忘れてはならないのがパソドブレ。闘牛士の行進曲から舞曲、歌にもなったスペインの民族音楽の一つで、情熱的なリズムと魂を揺さぶられるような旋律がその魅力です。
アンダルシア吹奏楽連盟の委嘱で作曲した「フェデルバンド」は、アンダルシア風パソドブレというサブタイトルどおりアンダルシアを本場とするフラメンコのような雰囲気を持ったパソドブレ、そして、演奏会用パソドブレと題された「ポントネス」はバレンシアの吹奏楽に多大な貢献をしたフランシスコ・ポントネス・タラガを称えて作曲されたオーソドックスなパソドブレとなっています。
吹奏楽のためのアンダルシア幻想曲「ロペス・オデロ」は、ホセ・アントニオとミケル・アンヘルの2人のロペス・カマチョ兄弟が父でバラメーダ・サンルーカル吹奏楽団のクラリネット奏者ホセ・アントニオ・ロペス・オデロのために委嘱しました。アンダルシア幻想曲の名のとおりアンダルシア南部のフラメンコやカディスの街に伝わるアンダルシアの民族音楽の主題を基に作曲しました。
演奏しているアレグロ吹奏楽団はフェランが中心になって設立したバンドで、フェランが講師を務めるバレンシアのホアキン・ロドリーゴ高等音楽院やカステリョン高等音楽院からの協力を得て、バレンシア各地から集められたプロや高い技術を持つ約80名の音楽家によって構成されています。特にバレンシアの音楽を中心に演奏会やレコーディングを行い、この地方の音楽文化の向上と新しい才能の発掘に取り組んでいます。
この録音の演奏でも参考演奏としてきれいにまとめるというよりも、バレンシアやカタルーニャ、アンダルシア、あるいはアフリカの雰囲気を色濃く持つ作品を活かすようにヒートアップした演奏を聞かせています。地中海の日差しを受けて明るく輝くバレンシアの情景を感じさせる華麗なサウンドをお楽しみください。
なお、楽譜はいずれもイベルムシカから出版されており、デ・ハスケを通してお取り寄せできますので、こちらの方もぜひお問い合わせください。コンサートやコンクールに好適な作品揃いです。
(2009年8月)
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