1. | パシフィカ ( Pacifica ) [ ロバート・バクリー ( Robert Buckley ) ] ( 4:43 ) |
2. | 魔法使いの行進 ( Procession of the Sorcerers ) [ ロバート・バクリー ( Robert Buckley ) ] ( 3:31 ) |
3. | オリンピック・セレブレーション ( An Olympic Celebration ) [ ロバート・バクリー ( Robert Buckley ) ] ( 7:11 ) |
4. | カスケーディア組曲:I. カスケーディア ( Cascadia Suite: I. Cascadia ) [ ロバート・バクリー ( Robert Buckley ) ] ( 2:53 ) |
5. | カスケーディア組曲:II. 大聖堂の林 ( Cascadia Suite: II. Cathedral Grove ) [ ロバート・バクリー ( Robert Buckley ) ] ( 3:33 ) |
6. | カスケーディア組曲:III. 海から空へ ( Cascadia Suite: III. Sea to Sky ) [ ロバート・バクリー ( Robert Buckley ) ] ( 2:53 ) |
7. | ダンス・アウェイ ( Dance Away ) [ Traditional / arr. ロブ・ウイッフィン ( Rob Wiffin ) ] ( 3:05 ) |
8. | チェイス・ザ・サン ( Chase the Sun ) [ ロブ・ウイッフィン ( Rob Wiffin ) ] ( 5:12 ) |
9. | ロイヤル・デューク ( The Royal Duke ) [ ジェレマイア・クラーク ( Jeremiah Clarke ) / arr. ロブ・ウイッフィン ( Rob Wiffin ) ] ( 2:26 ) |
10. | 映画「ベン・ハー」より 勝利のパレード ( Parade of the Charioteers ) [ ミクロス・ローザ ( Miklos Rozsa ) / arr. エド・キーリー ( Ed Keeley ) ] ( 3:39 ) |
11. | ワルツ:ソロ・フルートとソロ・クラリネットのための ( Waltz ) [ ドミトリ・ショスタコーヴィチ ( Dimitri Shostakovitch ) / arr. エド・キーリー ( Ed Keeley ) ] ( 2:47 ) |
12. | カウボーイの休日 ( Buckaroo Holiday ) [ アーロン・コープランド ( Aaron Copland ) / arr. エド・キーリー ( Ed Keeley ) ] ( 7:45 ) |
13. | 映画音楽「馬あぶ」より、ロマンス ( Romance ) [ ドミトリ・ショスタコーヴィチ ( Dimitri Shostakovitch ) / arr. エド・キーリー ( Ed Keeley ) ] ( 4:05 ) |
14. | ノルウェイアン・ウドゥント ( Norwegian Woodn't ) [ グリーグ/ジョン・レノン ( Edvard Grieg/John Lennon ) / arr. エド・キーリー ( Ed Keeley ) ] ( 3:40 ) |
15. | 戦争前夜 ( The Eve of the War ) [ ジェフ・ウェイン ( Jeff Wayne ) / arr. エド・キーリー ( Ed Keeley ) ] ( 4:45 ) |
ロバート・バクリー、エド・キーリー、ロブ・ウィッフィンという3人のイギリス人作曲家による作品集が de Haske 系列の Fentone Records からリリースされました。すでに de Haske からリリースされている音源も含まれていますが、それぞれの作品がまとめられているので資料音源的な価値が大きくなりました。演奏難易度のグレードはそれほど高くありませんが、オリジナル作品、クラシック音楽からの編曲、ポピュラー音楽からの編曲など多彩な作品が集められています。
ロバート・バクリーはイギリスのブライトンに生まれ、小さい頃からピアノ、フルート、サクソフォンに親しんでいました。ワシントン大学(アメリカ)やブリティッシュ・コロンビア大学で作曲、編曲、指揮を学び、卒業後はカナダに住みながら主にテレビ放送やオーケストラ作品の分野で活躍しています。
《パシフィカ》は、作曲者がカナダのヴァンクーヴァーからアメリカのサンフランシスコまでの太平洋沿岸(「パシフィカ」は太平洋という意味です)の道路をドライブしている時に着想しました。上空を鷲が飛んでいるのを見かけて、鷲の目から見た景色を想像したのがきっかけです。《魔法使いの行進》は作曲者が思い描いた想像上の短編映画に基づいています。ヨーロッパでよく知られている「アーサー王伝説」に登場する魔術師マーリンが住む城に入場しようとするさまざまな人たち(魔法使い、魔女、音楽家、大道芸人など)の様子をコミカルに描いています。《オリンピック・セレブレーション》は、2010 年に開催されるヴァンクーヴァー・オリンピックを推進するために西ヴァンクーヴァー・ユース・バンドの委嘱によって作曲されました。「祝典ファンファーレ」に続き、「選手のパレード」「ヒーローのテーマ」「回想」「挑戦」と、オリンピックに出場する選手の心情を音楽的に描写しています。《カスケーディア組曲》は、北アメリカ大陸の西海岸沿いにあるカスケード山脈の風景を描いた作品です。《パシフィカ》同様、カナダの雄大な大自然を描写しています。
ロブ・ウィッフィンの音楽キャリアは、まずトロンボーン奏者として始まりました。英国王立音楽大学卒業後は、首席トロンボーン奏者としてロイヤル・エア・フォース・セントラル・バンドに加入します。7年間トロンボーン奏者として活躍したあと、同バンドの音楽監督となっています。
《ダンス・アウェイ》はスコットランド民謡《Dashing White Sergeant》の旋律を基にして作られています。「編曲作品」となっていますが、この旋律をいろいろな舞曲のスタイルにのせて変奏する構成は、作曲者のオリジナリティにあふれています。《チェイス・ザ・サン》は作曲者がスペインに住んでいる時に、(イギリス人がなかなか味わうことのできない)太陽のある生活をエンジョイしながら作った作品です。堂々としたファンファーレのあと、一転してドライブ感のあるジャズ風の音楽が続きますが、最後の部分ではこれらの音楽が一緒になり堂々と曲を閉じます。《ロイヤル・デューク》はバロック時代のイギリスの作曲家ジェレミア・クラークの《グロスター公爵の行進》を編曲したものです。クラークは鍵盤楽器のための音楽を中心にポピュラーな作品を多く残しており、一時はヘンリー・パーセルの作品と考えられていた《トランペット・ヴォランタリー(デンマーク王子の行進)》が代表作として知られています。古いイギリスのゆったりとした行進曲スタイルを取っています。
ここからの6曲は、エド・キーリーによる編曲作品が集められています。キーリーは8歳の頃からトロンボーンを始め、16歳でクイーンズ・レジメント(連隊)に入隊しました。王立陸軍音楽学校で作曲を学び、卒業後はイギリス国内の多くの軍楽隊の音楽監督やトレーナーを歴任しました。
《勝利のパレード》はミクロス・ローザが作曲した1959年の映画「ベン・ハー」の音楽からの抜粋です。映画「ベン・ハー」は米アカデミー賞において、ローザの劇映画音楽賞も含めて11部門で賞を獲得しました。50年経った現在でも一つの映画が受賞した数としては最多記録です。勝者をたたえる華々しいファンファーレと、宮廷風の行進曲で構成されています。《ワルツ》はショスタコーヴィチが映画「マクシムの青年時代」のために書いた作品です。ここではフルートとクラリネットのソロをフィーチャーした編曲になっています。《カウボーイの休日》はアーロン・コープランドによる作品。バレエ音楽《ロデオ》を再構成した組曲「4つのダンス・エピソード」の第1楽章になっています。コープランドらしくシンコペーションを多用した躍動感あふれるこの作品は1980年代にコンクールで人気を博しましたが、著作権の関係でしばらく演奏できない状態が続いていました。《ロマンス》はショスタコーヴィチの映画音楽「馬あぶ」に含まれる曲で、この映画音楽の中でもっともよく知られている作品です。ヴァイオリン独奏で演奏されることが多い作品ですが、エド・キーリーはサクソフォンと吹奏楽のために編曲しました。《ノルウェジアン・ウドゥント》は、ノルウェーの作曲家グリーグの《ペール・ギュント》組曲の中の《朝》と、ビートルズのナンバーである《ノルウェーの森》のメロディが使われています。《戦争前夜》は、イギリスの作曲家ジェフ・ウェインがH.G.ウェルズのSF小説「宇宙戦争」をもとにミュージカル仕立てに仕上げた作品を吹奏楽編曲したものです。この作品は多くのロック・ミュージシャンを起用したことでも話題になりました。テレビドラマのオープニングにも使われたことのある緊張感のあるモチーフが全編で使われています。
(2009年5月 阿部達利)
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