1. | D-Bop [ George Stone ] |
2. | Then and Now [ George Stone ] |
3. | Peaceful Thunder [ Louis Bellson, Dave Black / arr. George Stone ] |
4. | Mulligan's Nest [ George Stone ] |
5. | The Very though of You [ Ray Noble / arr. George Stone ] |
6. | I Love You [ Cole Porter / arr. George Stone ] |
7. | Doxy [ Sonny Rollins / arr. George Stone ] |
8. | When Sunny Gets Blue [ Jack Segal and Marvin Fisher / arr. George Stone ] |
9. | Count Me Out [ George Stone ] |
10. | I'm Beginning to See the Light [ Duke Ellington / arr. George Stone ] |
11. | Straight Ahead [ George Stone ] |
ジョージ.ストーン。カリフォルニア州をベースに活躍している中堅どころのアレンジャーである。wikiで調べてみると先日Dirk Fischerとの連名でのアルバムを出したばかりだが、本人名義のアルバムとしては2枚目になる模様。メンバーを見るとBig Phat Bandやホルマンやフローレンスで見た名前が満載。しかもゲストも強力、ということで、非常に期待が持てます。オープニングはD-Bop。タイトル通り、ビバップ的なメロディを持ったアップテンポナンバー。mp~mfくらいで軽く歌ってる感じがとても良いです。個人的には聴いててなんとなくロブ.マッコーネルを思い出します。2曲目はThen and Now.ミディアムナンバー。ラリー.クーンス、日本では知られてませんが。西海岸えはトップクラスのジャズギタリストですよね。流石のソロです。こういう余裕綽々な演奏っていうのは我々日本人にも非常に参考になるものです。3曲目はルイ.ベルソンのPeaceful Thunder。ベルソンに敬意を表した(?)ドラムソロもあります。そういえばこのアルバムの録音バランスって、バスドラムが凄くクリアで明瞭な感じで、これがバンドの歯切れの良さに凄くプラスな感じに聴こえます。4曲目、Mulligun's Nest。マリガンの名前がタイトルにありますが、ソリストはアルトとテナー。ロブ.マッコネル的な印象を受けるのは要所でヴァイブを使っていることもあるのかなぁ。5曲目はバラード、The Very Thought of you 。ソロはボントロのボブ.マクチェスニー。西海岸のボントロというと真っ先にアンディ.マーチンの名前が上がるような気がするけど、この人の超絶技巧は怪物レベルなんです。バラードだからやや控えめですが、さりげなく相当強力なこと吹いてますね(笑)。
6曲目はI Love You。これはいかにもなモダンビッグバンド的リハモがされてます。ゲストのダニー.マッキャスリンは80年代から活躍してる人で、最近はマリア.シュナイダーのレギュラーでもありますね。実に適役な感じ。
7曲目はロリンズのDoxy。ボブ.フローレンスやロブ.マッコーネルもそうだけど、向こうの人はエレピの使い方が実に巧み。日本だと化石頭の評論家などは未だにエレクトリックな楽器に抵抗あるみたいですが、こうしたフェンダーローズ的なサウンドっていうのは実にいいものです。サックスソロはマッキャスリンとクリス.バダーラ(!)。
クリス.バダーラと言えば70年代のチャック.マンジョーネとの仕事が有名な人ですよね。個人的に10代の頃に沢山聴いたので感慨深いです。歳がバレるなぁ(笑)。8曲目はWhen Sunny Gets Blue。ソロはボビー.シュー。ボビーって、ビッグバンド好きな人には圧倒的にリード吹き、ハイノート吹き、な印象が強いんでしょうが、ソリストとして非常に魅力的なんですよ。80年代に出たカルテットのアルバムなんかも凄く良いもん。でも、ボビーの場合ってフルバンでフィーチャーされる時もハイノートがお約束な譜面が多いですよね。これはボビーのバラード吹きとしての魅力を全面に出したナイスなアイディア。完コピできるボビーのソロなんて珍しいですよ。
4曲スタンダードが続いた後はオリジナルのCount me Out。シャッフル系でややR&Bっぽい匂いのする曲ですが、ギターもそれっぽいサウンドのSteve Gregoryがこの曲だけゲスト的に参加してます。こういうビートでバージェロンがリードなのでそこはかとなくグッドウィンな気配も少し。10曲目はエリントンのI'm beginning to see the light。ラッパのチャーリー.デイヴィスがソロ吹きます。ウェインじゃなくてチャーリーをソリストにしたところがミソ。ハイノートは出れば誰でもいいってモノじゃないですもんね。一昔前ならジョージ.グラハムに吹いてもらいたい感じ。シメはStraight Ahead。ジョージ.ストーン、ここで初めてラッパでソロを取ります。うわーこの人ビバップ大好きなんだなぁ、といのがもの凄く良く見えるソロです。アルバムのアタマにBopという言葉のある曲を持って来てシメがstraight aheadなんだから想像するに難くないですが。
通して聴いてみて、非常に良く纏まったアンサンブルのバンドと思いました。LAのトップクラスが揃っているから当たり前なんですが。サウンドがリラックスしてて良いですよね。ゴードン.グッドウィンみたいなイケイケ、押せ押せな曲芸じゃなくて、普通にmfくらいで軽く吹いて良く響く譜面。凄いハイノートとかもの凄く難しいソリの譜面、みたいなのが皆無に近いのは師匠格のDirk Fischerの影響もあるのかな。奇を衒わないいい譜面が多いので、社会人バンドでも取り上げやすいと思います。
(2011年9月 辰巳哲也)
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