1 | スタンピード ( Stampede ) [ スティーヴン・ブライアント ( Steven Bryant ) ] ( 6:00 ) |
2 | アルプスの詩 ( Poema Alpestre ) [ フランコ・チェザリーニ ( Franco Cesarini ) ] ( 23:46 ) |
3 | ヴィエントス・イ・タンゴス ( Vientos y Tangos ) [ マイケル・ガンドルフィ ( Michael Gandolfi ) ] ( 11:32 ) |
4-6 | 打楽器協奏曲 ( Percussion Concerto ) [ ジョセフ・シュワントナー ( Joseph Schwantner ) / arr. アンドリュー・ボイセン ( Andrew Boysen, Jr. ) ] ( 32:04 ) パーカッション・ソロイスト:クリストファー・ディーン (Christopher Deane) |
お待ちかね、意欲的なプログラムと優れた演奏で世界の吹奏楽シーンをリードする、指揮者のユージン・コーポロンとノース・テキサス大学音楽学校ウィンド・シンフォニーによるクラヴィア・ウィンド・レコーディング・プロジェクトの2005/2006年度の最新アルバムです。
今回も2枚のCDが同時リリースされましたが、このCDでは2005年2月10日に行われたテキサス州音楽教育者協会(TMEA)でのコンサートでも演奏した「スタンピード」と「アルプスの詩」を含め、比較的規模の大きな作品4曲がまとめられています。
1972年生まれのアメリカの若手作曲家スティーヴン・ブライアントは、同年代のエリック・ウィテカーやジョナサン・ニューマンらとともに作曲家グループ「BCMインターナショナル」を結成し、吹奏楽の新しいレパートリー開拓に取り組んでいます。
「スタンピード」は、カナダのカルガリー・スタンピード・ショーバンドの委嘱で作曲され、2004年2月18日にアルバータ州国際吹奏楽祭でダン・フィンリーの指揮により初演されました。2005年12月17日に東京芸術劇場で行われた東京佼成ウインドオーケストラの第87回定期演奏会での齊藤一郎の指揮による本邦初演も記憶に新しいでしょう。
委嘱したバンドの名前にも付けられている「スタンピード」とは、毎年7月に10日間に渡ってカルガリーを中心に開催される祭りのことで、古き良き時代の西部を再現し、ロデオや幌馬車レース、花火、歌と踊りが繰り広げられ、地上最大の野外ショーと言われています。作曲者はこの曲について、コープランドの「ビリー・ザ・キッド」とジョン・アダムズの「ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシン」をあわせたような曲と表現しており、西部開拓時代を思わせるこの曲はまさにそのタイトルどおりにぎやかに展開されます。
スイスの作曲家フランコ・チェザリーニの「アルプスの詩」は、「アルプス交響曲」の作曲者であるリヒャルト・シュトラウスの没後50年を記念して1999年に作曲されました。アメリカの作曲家アラン・ホヴァネスの言葉やドイツの小説家トーマス・マンの「魔の山」に触発されて書かれたもので、アルプスの情景や自然の描写とともに、内面的、精神的な描写が融合した、続けて演奏される7つの部分からなるスケールの大きな音楽です。
コンクールなどでも演奏される機会が多い曲だけに、このCDはその演奏の参考としても重宝されるでしょう。
なお、この2曲の他に、ジャック・スタンプの「ローンスター・ファンファーレ」、ホルストの編曲による「ジーグ風フーガ」、ギリングハムの「ピアノ協奏曲」を取り上げたTMEAでのコンサートのライブ録音(5631-MCD)も好評発売中です。
マイケル・ガンドルフィの「ビエントス・イ・タンゴス」は、ニュー・イングランド音楽院の教授で、30年以上にわたってウィンド・アンサンブルの指揮者を務めたフランク・バティスティの70才の誕生日と引退を記念して委嘱された作品で、2003年5月3日にジェイムズ・オデル指揮メトロポリタン・ウィンド・シンフォニーで初演されました。日本ではこのCDと同じコーポロンの指揮で2005年6月20日に昭和ウインド・シンフォニーによって本邦初演が行われ、話題となりました。
スペイン語のvientoは英語のwindにあたり、その複数形vientosは英語の場合と同様に管楽器という意味を持っています。ガンドルフィは、フアン・ダリエンソによる初期のタンゴやアストル・ピアソラの前衛的なタンゴ・ヌエボ、現代のトレンドであるディスコ・テクノ・タンゴなど、各時代のタンゴのスタイルを研究し、タンゴへのオマージュとしてこの曲を作曲しました。それぞれの時代を表す三つの部分からなり、バンドネオン、ヴァイオリン、ピアノ、コントラバスという伝統的な編成で演奏されるタンゴの響きを管楽器で再構築しています。
なお、この曲やドナルド・グランザムの「バロン・シムティエールのマンボ」、ジョン・マッキーの「レッドライン・タンゴ」などの本邦初演の演奏を収録した昭和ウインド・シンフォニーのライブ録音「ダンシング・ウインズ」(CACG-0078)もお取り扱いしております。
さて、今回リリースされた2枚にはいずれもジョゼフ・シュワントナーの作品が収録されており、こちらのCDには「打楽器協奏曲」が収められています。
ニューヨーク・フィルハーモニックの創立150周年記念委嘱作品として作曲されたこの曲は、1995年1月6日にニューヨーク・フィルの本拠地であるリンカーン・センターのエイヴリー・フィッシャー・ホールで、レナード・スラトキンの指揮、首席打楽器奏者クリストファー・ラムの独奏により初演されました。
伴奏は元々は管弦楽のために作曲されており、ここでは作曲家でもあるアンドリュー・ボイセンJr.が1997年に吹奏楽のために編曲した版が使用されています。作曲者の助言に基づき、原曲から弦楽器を除いただけのような、サクソフォーンやユーフォニアムを含まない管楽アンサンブルのスタイルになっています。打楽器の技法を駆使し、シュワントナーのよく知られるその他の曲と同様にモダンな感覚に満ちた作品です。
吹奏楽ファンのマストアイテムであるこのシリーズ、同時リリースの「PASSIONS」(K 11154)ともども今回もお聞き逃しなく。
なお、楽譜につきましては、「アルプスの詩」と「ビエントス・イ・タンゴス」がそれぞれお取り寄せできます。
(2006.01)
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