トッカータとフーガ ニ短調BWV565(J.S.バッハ)

Toccata and Fugue in D minor BWV565 (Johann Sebastian Bach)

演奏時間

約10分30秒

調

D minor(原調)

グレード

★★★★★

出版

アトリエ・エム(レンタル)

オススメ

大編成版と小編成版の2つのバージョンがあります。上級バンド向き。ひと味違ったトッカータを演りたいというバンドに。

 この曲はすでに数多く吹奏楽用の編曲譜が出版されています。原曲通りの拍子では特に前半のトッカータの部分はオーケストラや吹奏楽では演奏不可能です。そこでどのアレンジャーもどういう拍子にはめるか工夫しています。私の編曲は可能な限り原曲の拍子に近いものにしました。指揮者とバンドが時間をかけて自分たち流の音楽に仕上げていかなければなりません。

 大阪音大の教材として制作しました。新バッハ全集に基づいています。トッカータのある箇所で「おやっ、解決音のDがない」と思われるかもしれませんが、そのためです。

 大編成用と小編成用の2種類のバージョンがあります。大編成バージョンは60名程度のバンドを、小編成バージョンは20〜30名のバンドを想定しています。

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参考音源
Integrated Students' Winds(大阪音大短期大学部音楽専攻吹奏楽コース)
指揮:高橋 徹

フーガの冒頭まで
3分50秒

高音質
全曲10分45秒

大編成バージョン

PDF (36KB)

MP3 (1.7MB)

MP3 (9.8MB)

小編成バージョン

PDF (28KB)

楽器編成

■大編成バージョン
*のパートは欠けても演奏できるように独立した音がある箇所では他のパートにキュー(小さな音符)が施されています
ピッコロ、フルート2(1stはアルトフルート持ち替え、2ndはバスフルート持ち替え、いずれも省略可)、*オーボエ2、*イングリッシュホルン、*バスーン2、Ebクラリネット、Bbクラリネット3、*アルト・クラリネット、バスクラリネット、*コントラバス・クラリネット、アルト・サクソフォーン2、テノール・サクソフォーン、バリトン・サクソフォーン、トランペット4、ホルン4、トロンボーン3(3rdはバス・トロンボーンが好ましい)、ユーフォニウム、チューバ(div.あり)、弦バス(5弦が好ましい)、ティンパニ(32"必要)、バス・ドラム、ペア・シンバル、サスペンディド・シンバル、グロッケンシュピール、シロフォン(またはマリンバ)、チャイム

■小編成バージョン
*のパートは欠けても演奏できるように独立した音がある箇所では他のパートにキュー(小さな音符)が施されています
ピッコロ、フルート、*オーボエ、*バスーン、Bbクラリネット2、バス・クラリネット、アルト・サクソフォーン、テノール・サクソフォーン、バリトン・サクソフォーン、トランペット2、ホルン2、トロンボーン2、ユーフォニウム、バス・チューバ、*弦バス、ティンパニ(32"必要)、ペア・シンバル、サスペンディド・シンバル、グロッケンシュピール、シロフォン、チャイム
 ・バス・クラリネットとバリトン・サクソフォーンはいずれか一方があれば演奏できます。
 ・ティンパニと打楽器は2名で演奏可能です。あるいはティンパニ以外の打楽器は省略して演奏することもできます。

楽譜と音源の入手方法

 大編成バージョン、小編成バージョンともアトリエ・エムを通じてレンタル譜として提供しています。詳しくはアトリエ・エムのホームページへ。