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歌劇「ベンヴェヌート・チェルリーニ」序曲(H. ベルリオーズ)

Benvenuto Cellini, Overture (Hector Berlioz)

演奏時間

約10分

調

F Major(原調はG Major)

グレード

★★★★★

出版

デ・ハスケから

オススメ

トロンボーンが自慢のバンドに。コンサートに、コンクールの自由曲に。

 吹奏楽ではほとんど演奏されない曲ですが、実は吹奏楽で演奏してもとても効果的です。特にエンディングの堂々とした金管のユニゾンが印象的です。

 転調が激しいので譜読みには苦労するでしょうが、「ローマの謝肉祭」ほどにはタンギングが難しくなく、「海賊」ほどにはトリッキーなパッセージが多いわけでもないので、バンドによってはむしろ扱いやすいかもしれません。

 他のベルリオーズ作品と同様に無用な音の衝突が多いですが、それらは適度に修整しています。原調よりも長2度下げつつもテンションの低いサウンドにならないように、また原曲では3台3名のティンパニを4台3名に拡大し、鍵盤打楽器を追加し、色彩的でメリハリのあるスコアリングを心がけました。

スコアのサンプル

1st Clarinet のサンプル

Audio Demo

PDF (2.4MB)

PDF (1.2MB)

MP3 (1.1MB)

楽器編成
*のパートは欠けても演奏できるように独立した音がある箇所では他のパートにキュー(小さな音符)が施されています。
ピッコロ、フルート2、*オーボエ2、*バスーン2、Ebクラリネット、Bbクラリネット3、*アルト・クラリネット、バス・クラリネット、*コントラアルト・クラリネット、*コントラバス・クラリネット、アルト・サクソフォーン2、テノール・サクソフォーン、バリトン・サクソフォーン、*バス・サクソフォーン、トランペット3、ホルン4、トロンボーン3、ユーフォニウム、チューバ、*弦バス(5弦が好ましい)、ティンパニ(3名4台)、スネアドラム、バスドラム、ペア・シンバル、トライアングル、グロッケンシュピール、シロフォン

※打楽器はティンパニを含めて7名の奏者が必要です。

Romantic Classics
DHR 11-013-3

辻村文恵(ソプラノ独唱)
ヤン・ヴァンデルロースト、竹内雅一指揮
名古屋芸術大学ウィンドオーケストラ

歌劇「ベンヴェヌート・チェルリーニ」序曲

H. ベルリオーズ/高橋 徹編曲

おぉ、皇太子、お願いです(歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」より)

M. ムソルグスキー/ウィル・ヴァンデルベーク編曲

大学祝典序曲

J. ブラームス/高橋 徹編曲

わが母の教え給いし歌(ソプラノ独唱)

A. ドヴォルザーク/高橋 徹編曲

喜歌劇「ウィーンの朝、昼、晩」序曲

F.v. スッペ/高橋 徹編曲

インドの歌(歌劇「サドコ」より)

N. リムスキーコルサコフ/ウィル・ヴァンデルベーク編曲

ペルシャの市場にて

A.W. ケテルビー/高橋 徹編曲

修道院の庭にて

A.W. ケテルビー/高橋 徹編曲

喜歌劇「乞食学生」より「行進曲」

K. ミレッカー/ウィル・ヴァンデルベーク編曲

楽譜とCDの入手方法

 楽譜は2008年9月に、CDは8月に発売されました。ミュージックストア・ジェイ・ピー、ヤマハ、テーヌ商会など輸入楽譜を扱っている店で入手できます。

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